ジャズドラマー・小山彰太さん(77)=札幌市=を招いた「Spring Musical Night in Kamo」が17日、加茂町行重のカフェ109tenguで開かれ、カエルが鳴き始めた夜の山里に、優しいジャズドラムの音色が響き渡った。
小山さんは手探りするようにドラムスをたたき始め、「音噺(はなし)」を開始。やがて眠りから醒めるかのようなソウルフルなビートを奏でた。続いて地元の和太鼓や二胡(にこ)奏者との共演があり、観客約30人が優雅なセッションを楽しんだ。
学生時代に小山さんと共にドラムを学んだという、この日の主催者で和太鼓奏者として参加した通訳者・小西譲治さん(75)=加茂町塔中=は「楽しく、わくわく。加茂に春が来た、そんな演奏会。またやりたいですね」と話していた。
