下山中主宰「水彩画教室合同作品展」が岡山県津山市のくらやアートホールで開かれ、優しい味わいの風景などが来館者の目を楽しませている。15日まで。
勝央町岡の洋画家・下山中さん(82)が4年ぶりに企画し、主宰する津山市内5教室の愛好者29人が近作計60点を出展。
晩秋の大山や白銀の立山連峰、のどかな山里、水車小屋のある情景、四季の花々といったモチーフが並び、淡い色使いがみずみずしい。繊細なタッチが印象的なおさなごの後姿やネコの横顔、にじみを生かした神社の紅葉、ワインボトルとグラスも目を引く。
下山さんは「コロナ禍の間もじっくりとモチーフに向き合い、それぞれに技法も上達して個性、味わいある作品に仕上がっている」と話している。