元気に川の流れの中へ ウナギの稚魚1400匹放流 「2年後には食べごろ」/岡山・津山市

自然 中間育成されたウナギの幼魚
中間育成されたウナギの幼魚
         

 岡山県津山市の吉井川漁協(松田安弘組合長)は31日、管内の本支流にウナギの幼魚70キロ、約1400匹を放流した。

 もじ(かごわな)の禁漁期に合わせて実施し、幼魚は静岡県の養鰻(まん)場で中間育成した平均50グラム、体長30センチ前後のサイズ。本流を中心に加茂川、香々美川、横野川と宮川、広戸川、皿川、倭文川、打穴川、本山川、甲和気川に配分した。

 このうち本流中流部は10カ所に分けて組合員がバケツから放ち、ウナギたちは元気に身をくねらせて流れに消えていった。

 同漁協では「稚魚の仕入れ値高騰が続いている中、なんとか数量を確保した。2年後には150グラム前後の食べごろになる」としている。

 同漁協管内のウナギ漁は、もじ(漁期5月1日~9月末)と夜ぼり(同通年)に遊漁券1等(年券1万1000円)、釣り(漁期通年)とつけ針(同)に2等(年券4400円)が必要。

吉井川本流にウナギを放つ組合員
吉井川本流にウナギを放つ組合員
中間育成されたウナギの幼魚
中間育成されたウナギの幼魚


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