「津山っ子を守り育てる市民の会」による「津山オール市民あいさつ運動」が4日、岡山県津山市大谷のJR津山駅で始まり、同会の役員や市教委、市青少年育成指導委員連絡会といった関係団体の代表が登校中の高校生らに元気よく声をかけて見送った。
設立35周年を迎えるのを機に本年から約5年間継続して推進する事業。「子どもは地域で育つ、おとなは地域で手をつなぐ」をスローガンに、青少年らの模範となるよう率先してあいさつをし、健全育成を図るとともに、防犯にもつなげるのが狙い。
この日は約20人が駅前に立ち、電車から降りてきた高校生らに「おはよう」「気を付けて、いってらっしゃい」などと呼びかけ、啓発用のティッシュを手渡した。
田口慎一郎会長(68)=北陵ブロック=は「まず大人から始めることで子どもたちに模範を示していきたい。さらに声かけを行うことで顔を覚えてもらい、子どもと地域住民たちの信頼関係も生まれ、コミュニティーの結束にもつながると思う。活動が青少年育成に関わる人たちだけでなく、市民全体に広がるようにしたい」と話していた。
市立中学校8校の学区ごとに分かれた各ブロックのメンバーたちも設立記念日となる7日を目安に一斉にあいさつ運動を実施する。
