元津山市消防団分団長
保田直實
岡山県津山市野村
73歳
「消防団をやめたらさびしいだろうと言われるが、そんなことはない。やり切った気持ち」。延べ44年間の活動を振り返る表情は晴れやかだ。
結婚して2年後、26歳で入団。一度は退団したものの3年後の1984年に副分団長として再入団し、95年から2018年の勇退まで分団長を務めた。
01年からは5年間、8分団約450人を束ねる東部方面隊長を兼任。「とにかく忙しく、がむしゃらだった」と話す。「一声で150人から集まってくれた。団結力と心意気がすごく、ありがたかった。長く続けられたのは仲間たちのおかげ」。