岡山県津山市の西苫田公民館でこのほど、「平和学習会」(全国退職女性教職員の会津山支部主催)が開かれ、元音楽教師の須江弘美さん(同市小原)が短歌や歌に乗せて平和の尊さを訴えた。
「死んだ男の残したものは〜うたとともに〜」をテーマに、34歳の若さで戦死した父・植田時夫さんの形見の軍隊手帳、戦地の惨状や家族への思いを記した手紙などを紹介した。
平和への願いを込めて須江さんがしたためた短歌を披露し、戦争の悲惨さを伝える楽曲を歌い、参加者は犠牲となった尊い命に思いをはせ、「今生きている家族や友人を大切にしてほしい」という須江さんのメッセージを受け取った。
同支部の会員や須江さんの家族ら23人が参加した。