津山高専の「つやまSTEAM人材育成塾」が13日、同高専=岡山県津山市沼=で開講した。第2期生として市内外の小学5年生~中学3年生29人が受講。先進的教育方法でグローバルに活躍できる次世代の人材を育成する。
STEAMはサイエンス(科学)、テクノロジー(技術)、エンジニアリング(工学)、アート(芸術)、マスマティクス(数学)の頭文字をとった造語。米国発祥の手法で、子どもたちの創造性を育む。
県北や県南のほか、鳥取、兵庫といった県外からも参加。初日は開講式があり、岩佐健司校長が「いろいろなことを見つけて研究することは、人生や生活を豊かにすることにつながる。さまざまな発見をして科学技術に興味を持ってほしい」とあいさつした。ガイダンスに続いてプログラミング講座を行った。
塾は来年3月まで月1~2回実施。二足歩行ロボットなどの科学講座、島根県でのたたら製鉄の見学、大原美術館で対話型アート鑑賞、同高専留学生との交流、探究活動を予定している。