岡山県苫田郡鏡野町で21日、町内の小学6年生たちの優れた個性をたたえる「かがみのっ子賞表彰式」が始まった。初日は3校で行われ、計76人が笑顔で賞状を手にした。同町は3月7日までに6校(うち町立5校)の全97人に授与する。
この日は南小(古川)、大野小(円宗寺)、香々美小(香々美)で実施した。このうち大野小では、山崎親男町長、武本吉正教育長、職員計5人が来校。スポーツ、文学、努力といった各賞を受賞した18人全員の名前を読み上げ、代表の児童に賞状を手渡した。
山崎町長は「それぞれがすばらしい個性を持っている。大事に育てていってほしい。鏡野町の大人たちはみんなを応援している」とあいさつ。一人ひとりの手を握って励ましていった。
リーダーシップ賞に輝いた桑原妃陽さん(12)は「低学年の手本になるようにと頑張ってきたから評価されて、とてもうれしい。中学生になっても一生懸命取り組んできたことを生かせるようにしたい」と話していた。
表彰は、子どもたちの健全な心身を育む目的で、1994年度から行っている。鶴喜小(下森原)、奥津小(女原)、誕生寺支援学校(久米南町上弓削)でも実施する。