「児童虐待防止推進月間」(11月)に合わせて、岡山県津山市こども子育て相談室は1日から、山北の市役所(岡山県津山市)や津山すこやか・こどもセンター(岡山県津山市)などで啓発コーナーを設置し、多くの市民らに問題への理解を呼びかけている。
同コーナーには活動のシンボル「オレンジリボン」を飾り、児童相談所虐待対応ダイヤル「189」が記載されたパンフレットやポケットティッシュなどを置いている。
このうち、津山すこやか・こどもセンターでは、「未来は君たちのもの」「自信を持って」といった来館者が書いた子どもたちへの応援メッセージが掲示され、関心を集めている。
坂手むつ子さん(70)=杉宮(岡山県津山市)=は「子どもに必要なのは、自身を受け止めてくれる居場所。大人たちがそれを奪ってはいけない。深い愛情をもって接してほしい」と話した。
センターでは30日まで同コーナーが設置されるほか、7日までライトアップを行う。市役所は11日まで実施。また、新魚町の市図書館(岡山県津山市)でも21〜30日に同コーナーを設ける。
こども子育て相談室によると、昨年度に寄せられた通告・相談件数は計458件でこのうち児童虐待とみられるのは122件。「疑わしいと思ったら、こども子育て相談室や児童相談所共通ダイヤルに電話をしてほしい」と呼びかけている。
問い合わせは、こども子育て相談室(■0868327027)。
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啓発活動を行う岡山県津山市職員
児童虐待防止呼びかけ