加茂小学校(岡山県津山市加茂町塔中)で28日、地域の人を講師に招いた郷土学習が行われ、6年生約20人が「加茂の国際交流」について学んだ。
加茂町宇野の1棟貸しの民宿「UJITEI」を経営する宇治俊巳さんが来校。ヨーロッパやアメリカ、オーストラリア、アフリカ、東南アジアなど世界中から年間約200人が宿泊に訪れ、多くの交流が生まれていることをエピソードを交えて紹介した。
「海に囲まれた日本は特殊な国で、当たり前と思っていたことが当たり前ではないと気付いた」と強調。児童たちは文化や宗教、教育など外国との違いや、加茂での宿泊の様子に興味深そうに耳を傾けた。最後に宇治さんは「みんなには世界に目を向け、大きな夢を持って生きてほしい」と呼びかけた。
北村美結さん(12)は「世界の文化や生活と比べて、日本の当たり前が他国とは違っていて驚いた。私も外国に行ってみたい気持ちになった」と話した。