滋賀県で開催される第79回「国民スポーツ大会(国スポ)本会期」(9月28日~10月8日)と第24回「全国障害者スポーツ大会(障スポ)」(10月25~27日)に出場する市内在住、在勤の選手と監督計10人の壮行会が25日、岡山県津山市山北の市役所で開かれ、それぞれが大舞台に向けて意気込みを語った。
出場するのは、陸上競技成年男子100メートル走・木梨嘉紀選手(筑波大学大学院2年)、剣道成年女子・二宮菜美選手(Gon合同会社)、剣道少年女子・内海翔太監督(滋慶学園高教員)、スポーツクライミング少年女子リードボルダーの中谷葵音選手(美作高1年)、赤坂もも選手(津山工専2年)、カヌー成年女子スラロームカヤックシングル・柴田実千代選手(津山東中職員)、銃剣道成年男子・藤原考貴選手(日本原駐屯地)、なぎなた成年女子試合演技・水田孝子選手(トーステ)、ゴルフ少年男子・久常優樹選手(作陽学園高3年)。障スポでは視覚障害者が行う卓球競技「サウンドテーブルテニス」に奥西敦子選手(三球会)がエントリーしている。
この日は10人のうち6人が出席。谷口圭三市長らに「応援してくださる人たちを感動させる試合にしたい」「先輩たちが果たせなかった決勝進出を目指し、日々の成果を発揮させる」「応援していただいたみなさんに恩返しできるように優勝を目指す」など抱負を述べた。谷口市長は「津山、岡山の代表として悔いの無いように自分らしいプレーをしてほしい。住民のみなさんに勇気と誇りを与えるようなすばらしい大会になると願っている」と励まし、激励金を手渡した。

全国大会初出場という念願をかなえた奥西選手(81)=津山市大田=は「どきどきしている。自分の出せる力を十分発揮させ、メダルを手にできるようにしたい」と気合を入れる。さらに「サウンドテーブルテニスは競技人口が少なくあまり知られていない。これを機に広まるように頑張りたい」とも語っていた。
