第52回中国地区消防救助技術指導会(17日)に津山圏域消防組合から出場する隊員の壮行式が12日、岡山県津山市林田の同組合本部で開かれた。選手たちは訓練の成果を披露し、大会での健闘を誓った。
ロープブリッジ渡過とロープ応用登はん、ほふく救出、障害突破、溺者救助、水中結索に計18人が出場。
幹部職員ら約50人が参加し、西村直樹消防長、組合管理者の谷口圭三市長らが「本番ではわずかな差が勝敗を分ける。あと5日間、集中力をきらさずに臨み、持てる力を存分に発揮してもらいたい」と激励。選手を代表して加茂出張所の美若翔多消防士長(33)が「激励の言葉を胸に、これまで培った己の力を十分発揮し、全国大会の切符を必ず手にしたい」と決意を述べた。
この後、訓練場で陸上の部の種目を実演。このうちほふく救出では、呼吸器を背負ってロープを足首に結索した状態で狭い煙道を迅速にくぐり抜け、要救助者を搬送した。ロープ応用登はんでは、安全確保ロープを着けて高さ15メートルの垂壁を素早くよじ登った。
終了後、鏡野町竹田のB&G海洋センターで水上種目の実演もあった。
同技術指導会は、岡山市の消防教育訓練センターと市民屋内温水プールで開かれる。