第60回「全国俳句大会」（俳人協会主催）のジュニアの部で美作北小学校４年・山本萩平君（10）の作品が優秀賞に輝いた。全国の園児から高校生までが投句した２万４５００句の中から選ばれる快挙となった。
山本君が詠んだ句は「デカくなれ夏に生まれる弟よ」。今年５月、書道教室で習字の題材にするために考えたという。翌月に誕生する弟を思い「元気にすくすくと育ってほしい」と願いを込めた。「さゝ舟俳句会」を主宰している同書道教室の講師・山本那実（本名・千代子）さん（68）＝美作市田殿＝が「とてもすてきな句」と評価し大会に応募した。
工作が趣味だという山本君が俳句を初めて学んだのは昨年度の学校の授業。「ブロックを組み立てていくように、いろいろな言葉を組み合わせて作るから工作みたいで面白かった」と語る。受賞について「初めて応募したから自分が選ばれるとは思ってなかった。とてもうれしい。また新しい句を考えて挑戦したい」とにっこり。
現在、弟・涼平君が生まれ、母親と一緒に面倒をみながら成長を心待ちにしている。「一緒に水族館に行ってみたい。早く遊べるようになれば」と話した。
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詠んだ俳句が優秀賞に選ばれた山本君
