岡山県久米郡美咲町の旭学園6年・土山史織さん(11)が、 女流棋士への登竜門とされるマイナビ出版杯第19回小学生女子将棋名人戦全国大会 (日本女子プロ将棋協会主催) で見事、 優勝を果たした。 県北からの快挙に、 地元でも喜びの声が広がっている。
大会は17日、 東京都文京区の傳通院で開かれ、 各地の予選を勝ち抜いた小学生12人が出場。 当日は午前に予選リーグ、 午後から決勝トーナメントが行われた。 土山さんは予選を2戦全勝で突破。 準決勝、 決勝ともに粘り強い将棋で大逆転劇を演じ、 頂点に立った。
同全国大会には一昨年は出場、 昨年は地区予選で敗退していた。 「昨年は悔しい思いをしたので、 優勝できてうれしい。 小学生最後の大会で良い結果を残せた」 と笑顔を見せた。
史織さんは、 兄に泰輝四段 (現・美作アマ永世名人、 津山高専3年) や蒼介二段 (旭学園8年) を持つ将棋きょうだいの末っ子。 津山市内の 「津山キッズ将棋教室」 で腕を磨き、 昨年は女流アマ名人戦3位など全国舞台でも活躍してきた。 同教室主宰の森川邦夫さん(68)は 「低学年のころからきょうだいで武者修行してきた。 精神的に強く、 思い切りのいい将棋を指す。 これを機に、 県北女子の将棋を盛り上げてほしい」 と目を細める。
現地の取材で 「プロを目指すのか」 と問われ、 「選択肢の一つだけれど、 違ってもいい」 と答えた土山さん。 「これからは男子も出場する全国大会に挑戦したい」 と力を込めた。