全国城下町シンポジウム 津山で開催 城下町の魅力の再認識へ/岡山・津山市

行政・公共
開会行事であいさつする山本理事長
         

 城下町の魅力を生かしたまちづくりを考える第40回「全国城下町シンポジウム津山大会」が2日、東新町の津山鶴山ホテルで開かれた。城下町がある地域の9青年会議所(JC)のメンバー約60人が集まり、各地に大会の様子をオンラインで配信した。


 開会行事では、主管した津山JCの山本竜義理事長が「津山は藩主の森家4代、松平家9代により繁栄し、現在では素晴らしい石垣と備中櫓(やぐら)があり、日本の桜の名所100選に選ばれている。魅力をさらに磨いていきたい」とあいさつした。

 フォーラムでは、事前に収録した映像を上映。オープニングで作陽高出身の落語家・立川晴の輔さんが、武士と町人のかけ合いをテーマにした寄席で会場を盛り上げた。メインで山本理事長と日本建築史を研究する広島大の三浦正幸名誉教授の対談を実施。津山城の築城にまつわるエピソードや優れていたとされる点、石垣の見どころなど、城下町の魅力を再認識する大切さなどを訴えた。

 全国城下町シンポジウムは、65JC(2021年4月現在)が加盟する「全国城下町青年会議所連絡協議会」が毎年1回巡回開催しており、津山では04年以来。当初は5月28〜30日に予定していたが、新型コロナウイルスの緊急事態宣言発令で日程を延期し、内容も映像上映などに切り替えた。


>津山・岡山県北の今を読むなら

津山・岡山県北の今を読むなら

岡山県北(津山市、真庭市、美作市、鏡野町、勝央町、奈義町、久米南町、美咲町、新庄村、西粟倉村)を中心に日刊発行している夕刊紙です。 津山朝日新聞は、感動あふれる紙面を作り、人々が幸せな笑顔と希望に満ちた生活を過ごせるように東奔西走し、地域の活性化へ微力を尽くしております。

CTR IMG