高野小学校6年の江見奏人君が快挙を成し遂げた。第8回全国ボルダー小学生競技大会(アクション・スポーツ推進委員会主催)の小学5・6年男子の部で、準優勝に輝いた。全国から多くのトップキッズクライマーが集まった中での堂々たる結果だった。
大会は10月12、13日に福岡県飯塚市で開かれた。予選が8課題のコンテスト方式、決勝が3課題のワールドカップ方式。江見君は決勝で、1課題目を一撃、2課題目を3回目、3課題目を6回目でそれぞれ完登し、合計74.3ポイントを記録。優勝者に0.3ポイント差まで迫る大接戦を演じた。
江見君は6月の「ボルダーキッズツアー2025」大阪大会で本大会の優先出場権を獲得。9月の「第5回ボルダーフューチャーカップ鉾田」ではU13男子4位に入り、全国上位で戦える手応えをつかんでいたという。
「全国2位はうれしかったけれど、あと少しで1位だったので悔しさもあります。小学生最後の全国大会だったので、取りたかった。中学に進んでも挑戦を続け、弱点を克服して日本代表を目指したい」と力を込める。
最近は課題克服のための地道なトレーニングに励み、平日は週1~2回岡山のジムで登り、週末は県外遠征で腕を磨いている。
兄の昇真さん(津山東中2年)もクライマーとして活躍しており、兄弟で切磋琢磨しながら高みを目指している。
