「全国高校生ビジネスアイデアコンテスト」(26日、福島県郡山市)に、津山商業高校=岡山県津山市山北=のチームが出場する。同校の出場は3年連続で、「コンテストを通して津山の魅力を知ってもらい、1位を目指す」と闘志を燃やしている。
コンテストは、全国の専門高校で学ぶ生徒が学習成果を発表する全国産業教育フェア福島大会「さんフェア福島」の一環。43チームの応募から選ばれた8チームが、7分間のプレゼンテーションと3分間の質疑応答を行い、審査される。
情報ビジネス科3年の三村彩夏さん(17)、地域ビジネス科3年の織田愛理さん(18)、同科竹内綾さん(18)、同科福井彩水さん(18)、同科大森こころさん(18)。課題研究で夏に阿波森林公園で開いた同校主催のウォーターサバゲーに参加した生徒たちが手を組んだ。
ビジネスプランは「あば×非認知能力ツアーに行ってみるんじゃ!」。子どもたちのスマホの長時間使用で非認知能力が育ちにくくなっている状況に着目し、自然豊かな阿波地域で四季の体験ツアーを企画した。春は山菜取り、夏はウォーターサバゲー、秋は渓流釣り、冬は宝探しや天体観測を体験してもらい、自然と共生しながら自立心や協調性、観察力などを育む。
20日の放課後、プレゼン練習に励んでいたメンバーは「阿波は自然豊かで地元愛が強い人が多く、空気もおいしい。お世話になった人に結果で恩返ししたい」と話していた。
