岡山県久米郡美咲町の真庭スイミングクラブ所属・芦田みゆ選手(12)が、第46回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会のバタフライ50メートルと100メートル(11〜12歳)で5位に入賞。全国の同年代トップスイマーに名乗りを上げた。
50メートルには全国から選ばれた76人、100メートルには60人が参加。芦田選手はともに予選を5位で通過した。100メートルは自己ベストをたたき出していた。
「優勝するつもりだった」と芦田選手。「水から顔を上げた瞬間、声が出ないくらい泣いた。緊張して、力が入り過ぎていた」と振り返る。
一昨年秋からめきめきと頭角を現し、今大会でついに全国にその名を知らしめた。より水泳に専念しようと、この春から近くにスイミングクラブがある勝山中学校に進学した。
「こんな選手みたことがない」とコーチに言わしめるほど練習熱心。「趣味は水泳と水族館。イルカが泳いでいる姿を見るのが好き」と根っからのスイミング女子だ。「夢はオリンピック金メダル。まずはナショナルチームに入りたい」。