待ちわびたよ!全焼した真庭市のそばの館 ついにリニューアルオープン/岡山・真庭市

経済・産業
         

2020年に全焼し、休業していた真庭市蒜山上徳山の「そばの館」が8日、同所でリニューアルオープンした。
再開を待ちわびていた多くの人たちが訪れ、地元産のそば料理を満喫している。
 真庭市が再建工事を実施した。延べ床面積約271平方メートルに客席64席、製麺室などを配置。建物は真庭市産のCLT(直交集成板)や木材を使用し、蒜山地域の伝統的な家屋形式・入母屋屋根などを取り入れたデザインになっている。ゆったり過ごせる広い縁側は、繁忙時の待合スペースとして活用する。運営は第三セクター・グリーンピア蒜山が担う。
 同店は、そばの栽培と新しい農地利用を展開する中で、加工販売を通じて地域の食文化をPRし、観光振興につなげようと建てられた。店内では石臼びきのそば粉を使った出来たての手打ち麺を食べることができる。また、特産品「ひるぜん大根」をはじめ新鮮な野菜を使ったメニューも用意。訪れた観光客らは看板メニューの「天ざる」や「おろしそば」などを注文していた。
 毎年蒜山地域に観光に来ているという岡山市の難波正憲さん(65)は「昔から好きだったので復活したのはうれしい。新そばの季節にはより風味が豊かになったそばが食べられるので楽しみだ」と笑顔で話した。
 営業時間は午前11時〜午後3時で、毎週水曜日が定休日となる。
 問い合わせは、同店(℡0867667101)。

そば料理を楽しむ人でにぎわう店内

リニューアルオープンしたそばの館


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