津山商工会議所建設部会(近堂申洋部会長)は19日、美作県民局との意見交換会を岡山県津山市山下の同局で開き、公共工事の予算拡充を求める要望書を提出した。
役員や部会メンバー6人が出席。近堂部会長が原田昌樹局長に手渡し、同部会担当の末澤由博副会頭が「津山地域では公共事業の発注量が激減している。災害対応のためにも、地元業者を残し、育成することへの理解をお願いしたい」と窮状を述べた。
要望内容は▽県道改築、無電柱化電線共同溝、橋りょうの耐震化の前倒しなど公共工事の予算拡充▽地元業者の受注機会の拡大を図るための分割発注▽橋りょう補修をはじめ特殊工事の地元企業への優先発注―などを求めている。
これに対し、原田局長と蜂谷祥一建設部長は「地元業者をなくしてはならず、県として新規事業を立ち上げながら取り組んでいる。国の補正予算にも積極的に手を挙げ、予算確保に努める」などと答え、意見を交わした。