紀行作家・写真家の稲葉なおとさん(東京都)が岡山県津山市内で撮影した写真を載せたクリアファイルの展示が、同市田町のまちの駅城西浪漫館で開かれている。美しい伝統的な建物をさまざまな角度で収めた品々が、訪れた人たちの目を楽しませている。25日まで。
観光土産の一つとして作られたファイルが完成したのを機に、稲葉さんらのアドバイスを受けて城西まちづくり協議会が企画。写真集「津山美しい建築の街」の中から商品化された6点を額装して展示している。
会場には中島病院旧本館をはじめ、桜が満開の津山城、田熊八幡神社の「田熊の舞台」といった市内の代表的な建築スポットを掲載したものがずらり。窓からの自然光や照明の光を透過し、まるで輝いているかのような幻想的な雰囲気を醸し出している。
友人たちとの旅行で訪れたという岡山市の光岡芳記さん(64)は「津山の魅力が十分伝わってくる。私が住む地域も参考にして同じ商品が作れたら良いなあ」と話していた。
同館1階、作州民芸館(津山まちの駅城西)、津山観光センターなどでファイルを販売している。