津山市出身で弊紙連載中の「ザ・作州人」第38回に登場した写真愛好家・河本禎さん(82)=奈良市=の作品展「愛しの大台ケ原」が、新魚町のアルネ津山4階・市立文化展示ホールで開かれ、四季折々の神々しい山容が来場者の目を楽しませている。27日まで。
日本百名山に選ばれている同山(標高1695?、奈良、三重県)の撮影をライフワークにしている河本さんが、古里の人たちに魅力を紹介しようと、過去10年間に撮った中から36点を展示。
主に夜明け前後の光をテーマに撮影。照り返す朝日で輝く樹氷のシロヤシオ、霧に包まれた木道、枯れた樹木に休むアサギマダラなど絵画のような美しい秀作がずらりと並ぶ。雨のなか霧に染まったシャクナゲはひときわ神秘的。
河本さんは「ここでの展示会は2008年から2回目。最近故郷が懐かしく、ぜひもう1回見ていただきたいと思っていた。30年間この山に通っているが、最近は何気ない風景や小さな花、山にすむ虫などが愛おしい」と話している。
写真愛好家 河本さん 作品展