切り絵の卒業制作に取り組んでいる加茂小学校(岡山県津山市加茂町塔中)の6年生24人が25日、卒業式をテーマにした作品(サイズ)を完成させた。
地元の切り絵作家・今田俊一さん(加茂町宇野)を講師に迎え、桜や教室、卒業証書などがデザインされた下絵を使って10月末日から開始。
6回目のこの日は助手の八木惠三子さん(加茂町小中原)から一人ずつ交替で指示を受けて取り組み、桜の花びらや鳥の羽一枚いちまいに竹べらを当てるなどし、それぞれ慎重にデザインカッターで切り抜いて仕上げていった。
原田歩武さん(12)は「細かいところを切り込むのが楽しかった。みんなで一つの作品を作れて、良い記念になったし、見てもらうのが楽しみ」と話していた。
制作物は来春、卒業式の会場で披露し、その後は校長室前に飾られる予定。