初の局長職、美作県民局の勤務は2年ぶり。「管内には観光資源が豊富にあるものの周知はまだ不十分。今秋開催する森の芸術祭を機に、多くの観光客にその魅力をしっかりと伝え、リピーター増につなげていきたい」と抱負を語る。
1987年の井笠地方振興局を振り出しに、環境文化部環境企画課総括副参事、産業労働部産業振興課長などを歴任し、前任は土木部次長。美作県民局では2020年から2年間、地域づくり推進課長としてアフターコロナの観光振興に向け、地域の食による「美味し国プロジェクト」などに注力してきた。
森の芸術祭については「これまで進めてきた仕掛けを効果につなげる好機であり、メインターゲットの関西圏などで事前PRを展開。本庁の実行委事務局と連携し、アートに加えてグルメや温泉、宿泊などを満喫して県北をより周遊してもらえるよう取り組みたい」。
仕事のモットーは「求められる役割でベストを尽くす」。幹部職員への訓示では、現状と課題を踏まえて地域のために貢献できる仕事をしようと呼びかけた。
昼休みは、局周辺のまちなか散策と飲食店巡りで息抜き。趣味はゴルフに長年親しみ、大の漫画好きでもあるという。
倉敷市出身。2男はそれぞれ独立しており、津山市内の官舎に単身赴任。59歳。