「30年以上釣りをしているが、ここまでの大物は初めて。とにかく上げられて良かった」。岡山県津山市中島の櫛田正さん(76)が27日、体長38センチのアマゴを釣り上げた際の手ごたえを振り返る。
同日午前9時ごろから鏡野町内の川へと分け入り、この日の釣果は25匹。午後3時ごろ、自分で決めているルートの最終スポットまでたどり着き、ミミズを餌に一投するとすぐにアタリが。竿のしなり具合から大物と判断。じっくりと泳がせながらタモを用意し、根比べをすること約10分。見事に手中に収めた。
これまでも30センチを超えるアマゴを何度も釣っているというが、「今回は別格」とベテランをうならせるほど。「おそらく今の時期だから釣れたが、もう少し後になっていたらもっと身太りがよくなって上げられなかったと思う」とし、「かかった時にもう少し小さめだが、かなりの大きさの魚影が見えた。おそらくつがいだと思うので、次はもう一匹を狙ってみたい」とさらなる挑戦に意欲を燃やしていた。
