ミニ企画展「世界の布Ⅱ―刺繍の魅力―」が山下の津山郷土博物館で開かれ、ウズベキスタンやイランの伝統的な刺繍(しゅう)が来場者の目を楽しませている。9月5日まで。
市民からの寄託品の中から5点を3階の一室に展示。
メインは中央アジアのウズベキスタンの刺繍「スザニ」で、一族の女性たちが手掛ける花嫁道具の壁掛けには色とりどりの花唐草模様が縫い込まれ、ベッドカバーには大らかな大輪の花柄をあしらっている。
一方、イランの地方で作られた「ケルマン刺繍」は、一つひとつの絵柄に数色の糸を重ねた繊細なペイズリー模様。「ラシュト刺繍」はくさり状のチェーンステッチで草花の模様をちりばめている。
午前9時〜午後5時(入館4時半まで)。月曜休館。
刺繍の展覧会
- 2021年8月4日
- イベント