岡山県美作市などでつくる創作玩具公募展「C-TOY2021」実行委員会の設立総会が16日、同市湯郷の現代玩具博物館・オルゴール夢館で開かれ、今秋の作品募集から来年の展示会開催に向けたスケジュールなどを決めた。
同館で展示やワークショップを開いた縁のある組み木玩具作家・小黒三郎さん(84)=神奈川県鎌倉市=が2月、「玩具に携わる後進の励みに使ってほしい」と市に3000万円を寄付。その思いに応えて寄付を基金に2009年以来の公募展を企画し、同館3号館となる公募展準備室を開設する運びとなった。
総会には関係者8人が出席し、実行委員長に選任された橋爪宏治同館長が「玩具を創作する人の希望となり、受賞作品が製品化されて多くの子どもたちの手に届くような企画にしたい」とあいさつ。
事業計画では、7月に募集要項を公表、11月に応募作品の受け付けを開始、来年2月に審査してグランプリ(1人、賞金20万円)など各賞を決め、5月に展示会を実施するスケジュールを承認。また準備室は、湯郷温泉街の同館近くの空き店舗を活用し、公募展会場やほかの企画展にも活用することを申し合わせた。
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設立総会であいさつする橋爪実行委員長(中央奥)
創作玩具公募展「C-TOY2021」実行委員会の設立総会ひらかれる/岡山・美作市
- 2020年4月22日
- 経済・産業