津山高校=岡山県津山市椿高下=の創立130周年と津山中学校の創立10周年記念式典が31日、同校体育館で開かれ、全校生徒と来賓ら約1100人が節目を祝うとともに、さらなる発展を誓った。
滝澤浩三校長が「本校の歴史に思いをはせるとともに、地域の人や同窓生の努力に感謝しながら志高く自らの道を求めてほしい」とあいさつ。歴代のPTA会長や校長、教職員らに感謝状と記念品の贈呈を行った。
来賓祝辞、林同輔同窓会長、光岡宏文PTA会長のあいさつに続き、生徒を代表して津山高校の青山絢音生徒会長(2年)と津山中学校の有本祐太郎生徒会長(3年)が「将来トップリーダーとして広く活躍すべく、学びを通してその先にある自分を見つめ、仲間とともに着実に努力を積み重ねる」「10周年という新たなスタートラインに立った今、一人一人がさまざまな挑戦を続け、未来に向かって前進したい」と述べた。
式典後は、卒業生で日本弁護士連合会前会長の小林元治さんが「VUCAの時代を生きる君たちへ」と題して講演。生徒たちは熱心に聞き入った。
津山高校は1895(明治28)年創立の津山尋常中学校が前身。「畏天敬人」の校訓の下、約4万人を超える卒業生を輩出し、社会の各分野で活躍している。津山中学校は県北初の併設型中高一貫教育校として2015年に開校した。
