劇作家・演出家の平田オリザさんの講演会が17日、岡山県勝田郡奈義町豊沢の奈義文化センターで開かれ、小中学校教員らがコミュニケーション能力の大切について学んだ。
小中学校で今秋、コミュニケーション教育の授業をするため、同町に文化や教育行政についてアドバイスしている平田さんを町教委が招き、幼稚園教諭を含め42人が参加。
社会のグローバル化に伴い、異なる文化の中で育った違う価値観を持つ人を理解する必要があることを前置きし、子どもたちが相手のことを考え、論理的に話せるようになることや、自分の考えや価値を表現する力を身につける必要があることを指摘。
その上で「話が上手でない子どももいる。本人の能力の問題として捉えるのではなく、教員が工夫して話しやすい環境づくりをしなければいけない」と強調した。そのためには、教員が一方的に話をするだけでなく、子どもの話を聞く姿勢を見せるなどの具体例を挙げ、参加者は熱心に耳を傾けた。
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コミュニケーション教育について講演を聞く教員ら
劇作家・演出家の平田オリザさんの講演会/岡山・奈義町
- 2020年8月20日
- イベント