岡山県津山市の加茂小学校(加茂町塔中)で9日、行政相談出前教室が開かれ、6年生32人が行政相談の制度、仕組みなどを学んだ。
岡山行政監視行政相談センターの職員が「行政相談とは、みんなの暮らしの困りごとの解決の手伝いをする仕事。相談をするには総務大臣がお願いした民間のボランティアがおり、津山市では5人の行政相談委員がいる」と説明した。
続いて、地元の八木惠三子委員が行政相談委員の活動について話した。雪が積もると見えなくなって危険な用水路にガードパイプを設置し、安全に通学できるようになった事例などを紹介。また、6年生への事前アンケートで寄せられた中から、「道路の白線が薄くなって分かりにくい」「道路にひびが入って崩れそう」といった事案の改善に向けて、八木委員が現地確認や関係機関に連絡を行ったことを報告した。
湯浅由梨さん(11)は「いろいろなところで行政が役立っていることが分かった。一つの困りごとでも一生懸命直そうとしてくれていることが分かり、うれしかった」と話した。