加茂小学校(加茂町塔中)の6年生36人が31日、切り絵作家・今田俊一さん(76)=加茂町宇野=に教わりながら卒業制作に取り組んだ。一人ひとりの思いを込めた作品は24日に完成する予定。
日本料理講師として日中友好親善大使でもある今田さんが講師を務め、この日から開始。児童が選んだ「東大寺の大仏殿」を画題に共同制作を進める。
子どもたちは順番に席につき、デザインカッターで作業。「上から下に刃を入れて」「しっかり押さえて」と今田さんのアドバイスを聞き、地元の八木惠三子さんのサポートも受けながら集中した表情で切り抜いていた。
山中遥陽君(12)は「細かい所は難しいけど、集中してきれいに切って完成させたい」、駒野凛さん(12)も「記念の作品として残り、みなさんに見てもらえたらうれしい」と話していた。
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今田さんに教わりながら卒業制作に取り組む加茂小6年生