動物たちとふれあえる施設「プレミー」

経済・産業
         

 「津山に動物と気軽にふれあえる憩いの場をつくりませんか」―。2年前にヤギとともに加茂町公郷に移住してきた畝岡晃侍さん(25)、優さん(32)夫婦が、”ちょっと珍しい”動物たちとふれあえる施設「プレミー」のオープンに向けた支援をクラウドファンディング(CF)で募っている。今年10月の開店が目標。CFは15日まで。
 晃侍さんは二宮生まれ。四国の動物園で働いていた2人が2020年9月、「動物たちと一緒に暮らしたい」とヤギ2匹とともに移住。農業を営みながらミーアキャットやプレーリードッグ、セキセイインコ、ソロモンオウム、ミニブタ、イヌ、ネコなど8種類12匹と暮らしている。
 場所は見晴らしの良い高台にあり、自宅の倉庫を晃侍さんが、地元の人たちの協力を得てDIYで改修している。施設には簡易個室を設け、キャットタワーなどを設置して動物が遊べる空間をつくり、動物の屋外運動場など整備する。CFのサイトでとっているアンケートをもとに動物も徐々に増やす。運営は予約制。
 「ドッグランやウサギなどの小動物ランもできるといいですね」と優さん。晃侍さんは「津山にはいま、動物園がありません。移動動物園もやりたい」と夢を膨らませる。
 「加茂は自然豊かで住んでいる人たちもあたたかく、本当に素敵な場所。もっと多くの人に知ってもらうための一助になりたい」
 目標額は100万円で、4日現在の支援総額は66万8000円。支援金は3000円〜6万円で、お礼品は1時間ふれあい券やお米、アスパラガス収穫体験、うまいもんセット、ミーアキャットの感謝訪問などの組み合わせ。
 申し込みは、CAMPFIRE(キャンプファイヤー)のウエブサイトから。
 問い合わせは、畝岡さん(☎080―5669―0450)。
写真
動物たちとふれあえる施設「プレミー」のオープンに向け、支援を呼びかける晃侍さん、優さん夫婦


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