つやま自然のふしぎ館(岡山県津山市山下)で展示されている、世界中の貴重な動物の剥製を写真集にして後世に残そうというプロジェクトが立ち上げられ、インターネット上で資金を募るクラウドファンディングに挑戦している。24日まで。
「つやま自然のふしぎ館剥製写真集制作プロジェクト」の代表を務めるのは、東京都在住の写真家・村松桂さん。全国有数の規模を誇る展示内容に感銘を受け、2019年に個展を開いた経験がある。
剥製は長い年月を経て傷みが進んでいる。私設の同館の運営費はほぼ100%が入館料でまかなわれているため、入館料が十分でなければ保存・修復にまで資金を充てることが困難という。
収録するのは常設展示されている801体全ての剥製。大手出版社から出版し、全国の書店で扱ってもらうことで、多くの人にふしぎ館の存在を知ってもらい、入館者を増やす一助にすることが目的だ。
目標金額は500万円。それを上回る支援があった場合、全額を同館に寄付し、剥製の保存・修復費用に役立てる。
クラウドファンディングサービス「READYFOR」(レディーフォー)で実施。インターネットでの申し込みが難しい人は、チラシ裏面の申込書を同館に提出の上、指定の口座に振り込む方法がある。
返礼品は支援金の額に応じ、ふしぎ館招待券、ポストカード、恐竜シール、トートバッグ、Tシャツ、写真集など。