岡山県津山市の勝加茂小学校で24日、茶道教室が行われ、「総合的な学習の時間」の一環として5年生25人が日本の伝統文化に触れた。
児童は、特別非常勤講師で表千家流教授の濃野榮子さん(74)から「習おうとする素直な気持ちを持つことが大切」といった心構えを聞き、茶席での礼儀作法を教わった。茶せんの穂先を湯にくぐらせる「茶せん通し」も体験。真剣な面持ちで柄しゃくを持ち、茶釜から湯を汲んで、ゆっくりと茶わんに注ぎ、茶せんを回した。
初めて学んだという藤田紘生君(10)と山本一華さん(10)は「一つひとつの動作に集中することは大変だった」。「楽しくて興味がわいた。これからも頑張ってみたい」と話していた。