若者の採用・育成に積極的で雇用管理の優良な中小企業を厚生労働省が認定する「ユースエール認定企業」に、建設業の勝山組(勝山和昭代表取締役、岡山県津山市上河原)が決まり4日、認定通知書が交付された。美作地域では10社(団体)目。
自社広告などに認定マークを使用でき、労働局主催の面接会への優先参加などの優遇措置を受けられる。▽直近3年間に採用した新卒正社員らの離職率が20%以下▽月平均残業20時間以下▽有給休暇取得率平均70%以上か年間取得日数平均10日以上―などの要件を満たす必要がある。
山下の津山労働基準監督署で交付式があり、谷口健吾津山職安所長から岡山労働局長の認定通知書を受け取った勝山社長は「労働環境の変化は大きく、新しい人材確保のためにも改善していかなくてはならない。この認定で強い味方を得た気持ち。これからも若者が入りたくなる会社を目指したい」と話した。
勝山組は1950年創業。従業員数24人(平均年齢52.3歳)。
ユースエール認定は2015年度から導入され、県内では同社を含めて42社が認定されている。
![認定書を受け取る勝山社長(右)](https://tsuyamaasahi.co.jp/wp/wp-content/uploads/95815426d0cb7f8164fe9d2c54d75440-1024x683.jpg)