「勝山高校OB美術展」(同校OB美術同好会主催)が14日から3日間、真庭市落合西原のギャラリー葵で開かれ、同窓生たちの個性と才能を生かした力作が訪れた人たちを楽しませた。
同高OB美術同好会の発足以来で7度目となる展覧会は、コロナ禍の影響で3年ぶりに開催。1947年度から昨年度までの卒業生23人と元職員の計34点を展示した。
会場には、鮮やかな色合いで大阪の町の賑わいを描いた廣山宏樹さん(2002年度卒)の洋画「過去から未来へ」、凛とした表情の女性が印象的な金盛秀禎さん(1956年度卒)の彫刻「気」をはじめ、書道や工芸品といった多彩なジャンルの作品が並んだ。出展者は作家として活動する人から趣味でたしなんでいる人までさまざま。故榊勝昭さん(63年度卒)、花坂和男さん(56年度卒)の遺作も寄せられ、訪れた同窓生たちや地域住民らはじっくり眺めていた。
自身も作品を出展した47年度卒業生の大本家康さんは「年代の違う同窓生が集まって話をするなどとても楽しかった。久しぶりに友人たちと顔をあわせる機会にもなったし、これからも続けていきたい」と話した。
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会場に並んだ勝山高校同窓生の力作
勝山高校OB美術展