津山郷土博物館の「夏の学習プログラム」が30、31の両日、岡山県津山市山下の同館研修室で開かれ、小学生14人が古代のアクセサリー「勾(まが)玉」作りを楽しんだ。
31日は5人が参加。小郷利幸館長から約3000年前の縄文時代後期から存在する勾玉の歴史や、市内で出土した展示品の勾玉について話を聞き、作製にとりかかった。
淡緑色の軟らかい滑石を使い、あらかじめ穴の空いたキットに鉛筆で好みの形を下書き。職員からアドバイスを受けながら紙やすりで丸みをつけるようにじっくり削っていった。1時間ほどで滑らかな手ざわりに仕上がり、C形やハート形などそれぞれ完成した作品をペンダントにして身に付けた。
一宮小2年の芦田祐奈さんは「つるつるした可愛いのができた。海につけていきたい」と話していた。