岡山県美作市は20日、保健福祉部50代女性の会計年度任用職員による公用車での物損事故について、市民に事実を隠す証言を依頼し、虚偽の報告をした同部女性課長(53)を減給10分の1(4カ月)、同女性課長補佐(51)を減給10分の1(3カ月)、同女性係長(49)減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。
同市によると2023年8月、同任用職員が啓発グッズ作成用手芸用品を購入するため津山市内に出張中、自身や課長補佐、係長の昼食用弁当を購入するのに、付近の薬局駐車場に駐車後、発車時に軽自動車と接触。事故を起こしたにもかかわらず、グッズを作成する市民に手芸用品を渡すための待ち合わせ場所として同駐車場を利用し、事故が起きたと事実と異なる証言を依頼し、うその報告をした。
2024年11月、総務部長宛に当時の事故報告の内容が虚偽であると匿名の投書があり、総務課が調査して判明。事故を起こした会計年度任用職員、保健福祉部長については厳重注意とした。