岡山県勝田郡奈義町の吉野神社に3日、来年の干支(えと)・辰(たつ)をはじめ、十二支の大絵馬がお目見えした。
大絵馬はいずれもベニヤ板製で縦0.9メートル、横1.4メートル。2011年から氏子の絵画愛好家らの作品が奉納され、十二支がすべてそろったことから今回、拝殿の回廊に並べて設置した。辰の作は、同所の岡部克己さん(93)が12年前に手掛け、雄々しい竜と縁起物の松竹梅が描かれている。
この日は披露奉告祭があり、神社総代や地区役員ら11人が参加。神事の後、髙山命之宮司(67)は「多くの方に参拝してもらおうと続けてきた取り組み。氏子7人による作風も個性的な絵馬を見ていただき、開運招福を祈念してほしい」と話した。来年2月中旬まで飾られる。