岡山県真庭市、吉備中央町、新庄村で一般廃棄物収集運搬や営農などの事業を展開する十字屋グループ=本社・真庭市西河内=が主催する第17回「環境と夢絵画コンクール」の入賞作品が決まり、27日、同市落合垂水の落合振興局で表彰式が行われた。
コンクールは、子どもたちの絵を通して多くの人に環境保全に対する意識を高めてもらおうと2007年から開催。「環境、夢」をテーマに毎年、事業所がある3市町村内の園児や小中学生から作品を募っている。今年は600点が寄せられ、そのうち65点が入賞した。
式典には、入賞者51人と同グループの牧一穂代表、十字屋教育財団の牧生夫理事長をはじめ、来賓の太田昇真庭市長、山本雅則吉備中央町長代理・岡田清同副町長、小倉博俊新庄村長ら関係者が出席。はじめに牧理事長は「私自身も昔、絵を描いて応募した経験がある。入賞した作品は今でも大事にしている。子どもたちも同様に思い出が心にも刻まれていければと願っている」とあいさつ。賞状と記念品を手渡していった。
立派な牙を見せながら自然の中を歩く恐竜を描き、十字屋社長賞に輝いた岡田稜央君(7)=天津小1年=は「賞がもらえるなんて、はじめはびっくりしたけどとてもうれしい。これからも絵を続けたい」と話していた。
最優秀賞など各賞を受賞した作品は同グループのホームページで紹介されるほか、拡大シールに印刷して業務用車両に貼り付け、啓発活動にも利用する。