津山福祉会と津山市消防団高倉分団、高倉自主防災・防犯会は24日、災害時における相互協力に関する協定を締結した。3者が連携して災害対策を図るほか、平時から情報交換を行い、地域の防災力を高めていくことを目的としている。
協定内容は▽高倉地区(上高倉、下高倉西、下高倉東)で災害が発生する場合、津山福祉会が指定する施設を避難場所として開放する▽それぞれ備蓄品や資機材の提供や人員の派遣などを行い、有事に対応していく▽災害対策を円滑に進めていくため、訓練を実施する―など。
下高倉西の特別養護老人ホーム・高寿園で調印式が行われ、関係者30人が出席。同消防団高倉分団・岡明生分団長、高倉自主防災・防犯会・森本純次会長と署名を交わした津山福祉会・髙山科子理事長は「予測できない災害が起こる中、安心できる安全な場所と、地域の人たちが共生できる体制も重要。助け合いの輪が広がっていくことを願う」とあいさつ。
続いて岡分団長は「人命救助を第一とし、避難誘導、自力で避難できない人の救出と搬送を迅速に進めていけるように3者が蜜に連絡を取り合っていく」。森本会長「協定は地域の安心と安全を確保できると大きく期待している。今後は自主防災、地域防災の重要性が高まる。住んで良かったと思える地域となるように取り組みを進めていきたい」と話した。