若者の採用・育成に積極的で雇用管理の優良な中小企業を厚生労働省が認定する「ユースエール認定企業」に、産業用電源受配電設備など製造のモリナリー(盛本哲也社長、美作市笹岡)が決まり25日、認定通知書が交付された。津山職安管内(美作地域)では8社目。
自社広告などに認定マークを使用でき、ハローワークで重点的PRなどが受けられる制度で▽直近3年間に採用した新卒正社員らの離職率が20%以下▽月平均残業20時間以下▽有給休暇取得率平均70%以上か年間取得日数平均10日以上―などの要件を満たす必要がある。
美作市林野の津山職安美作出張所で交付式があり、犬飼真吾出張所長から岡山労働局長の認定通知書を受け取った盛本社長(50)は「社員一丸となって労働環境の改善に取り組んだ結果、認定いただいた。さらに成長できる企業を目指し、若い人材の確保、育成に取り組んでいきたい」と話した。
モリナリーは2013年創業。産業用電源受配電設備、船舶高圧ポンプ駆動装置などの金属加工溶接を手掛け、従業員数11人(平均年齢36.6歳)。
ユースエール認定は2015年度から導入され、県内では同社を含めて38社が認定された。