学問の神様として知られる菅原道真(845~903年)にゆかりがある岡山県真庭市落合垂水の箸立天満宮で5日、受験シーズンを前に合格祈願祭が行われ、訪れた受験生や保護者らが本番での実力発揮と成就を祈った。
午前と午後の2回に分けて神事が執り行われ、県内外の計約80人が参加。午前は約30人が訪れ、鈴木宏志宮司の祝詞が響く中、目を閉じ、頭を下げて祈念し、参拝者代表が玉ぐしをささげた。祈祷(きとう)済みの箸や鉛筆、お守りを受け取った後は、高さ13㍍の御神木「イブキヒバ」(県指定天然記念物)の周囲をまわり、そばに設置されている道真公の自画像に向かって手を合わせた。

公認心理師を目指して広島大学を受験するという岡山城東高校3年生・内田葵さん(18)は「勉強も大詰めを迎えているという実感が湧き、より気合が入った。試験当日は頂いた箸で朝ごはんを食べて体調を整え、準備万端にして臨みたい」と話していた。
同天満宮では858年ごろに菅原道真が当地を訪れ、昼食をとった際に地面に立てた箸が成長して御神木になったという言い伝えが残る。境内には同天満宮崇敬者総代会が作った絵馬を奉納する「合格門」が31日まで設置されている。
