昨年度岡山県津山市と「観光交流における友好協力に関する協定」を結んだ台湾中西部の彰化市から訪れた中学生たちが10日、津山市大田のグリーンヒルズ津山くすのき広場で記念植樹を行い、本市とのさらなる親交を誓った。
異国の文化や教育を体験する教育交流事業の一環で彰泰國民中学、精誠中学、明道中学の1~3年16人が来津。この日は加茂小学校の同級生たちと交流を深めた後、同所を訪れた彰化市の生徒たちはみどりの丘保育所の年長組18人に温かく迎えられ、笑顔であいさつ。
笠尾美樹津山市観光部長の「さらに進展した交流ができてうれしく思う。新たな絆を象徴する苗木が育つように、両市の発展と観光振興を願う」といった歓迎の言葉の後、津山市花・桜と台湾国花・梅の苗、花言葉が「友情」「健康」を示すマリーゴールドも植えた。さらに歌を披露し、園児たちとプレゼントを交換をするなどしてふれあった。
徐淨語さん(彰泰國中3年)は「とても新鮮な経験をした。また津山に来て同じ体験をしたい」。張芯瑜さん(同)は「海外から来た人も優しく受け入れてくれてありがたく思った」。粘鈞蘋さん(清誠中3年)は「日本のみなさんはとても親切でかわいらしく感じた」。蘇毓涵さん(明道中2年)は「もっと互いを知って緊密な関係になっていけたらうれしい」と話していた。