「湯郷温泉おひな祭り」(同実行委主催)が岡山県美作市の温泉街で開かれ、華やかな桃の節句の演出が行楽客らの目を楽しませている。名物の「階段びな」は23日、最終の24日にも飾る。
円仁通りを中心に旅館、商店、観光施設など約30カ所に段飾りや内裏びな、つるし飾りなどを展示。16日は、通り北側の湯神社参道の階段に緋毛氈(ひもうせん)を敷いて約80体を並べ、散策する家族連れらがゆったりとめでていた。
初めて訪れた玉野市の主婦・原口美智子さん(53)は「それぞれに趣向を凝らしてあり、温泉街の情緒とマッチしてすてき。女子旅の気分がぐっと上がります」とにっこり。
同祭りは市民らから寄せられた人形を有効活用し、恒例で開催。
問い合わせは、湯郷温泉観光案内所(TEL:0868-72-2636)。