美作陶好会の第28回陶芸展が岡山県津山市大谷の津山中央公民館で3年ぶりに開かれ、味わい深い秀作が来館者を魅了している。27日まで。
美作地域の愛好家でつくる同会(有本清美会長)の66人(インストラクターを含む)が約300点を出展した。自由作の花器や皿、動物の置物など多彩な作品がずらりと並び、奥深い陶芸の魅力を紹介。課題作の抹茶茶わんも織部の緑釉、黄瀬戸、萩焼、あめ釉、火だすきなど様々。訪れた人たちは形や質感、色合いの妙味に感心しながら見入っている。
また前日の審査で各賞20点、入選11点が選ばれ、県知事賞は皿を出品した猪上一美さん(津山市)が受賞した。
そのほかの受賞者は次の通り。(敬称略)
▽県教育長賞=大内茂(岡山市)▽山陽新聞社長賞=川本恵子(山陽新聞社長賞)▽津山朝日新聞社長賞=赤田明彦(美作市)▽津山市長賞=山口恵美子(久米南町)▽真庭市長賞=山下知恵(津山市)▽美作市長賞=常守英子(津山市)▽鏡野町長賞=藤原美由紀(津山市)▽久米南町長賞=山本幸子(鏡野町)▽美咲町長賞=山本芳子(津山市)▽津山商工会会頭賞=杉山秀男(津山市)
味わい深い作品に見入る愛好家