第79回津山書道会会員展と第65回錦江会員書道展(津山書道会主催、津山朝日新聞社など後援)が10日、岡山県津山市新魚町のアルネ津山4階市立文化展示ホールで始まった。味わい深い秀作が一堂に会し、来場者の目を楽しませている。12日まで。
美作地域の書道指導者でつくる津山書道会の会員24人が、創作と臨書を各点ずつ、計48点を出展した。漢詩や短歌、俳句、詩文を題材に、仮名や調和体、草書、行書、楷書など多彩な書風が並ぶ。墨痕鮮やかな筆致には、日頃の鍛錬の積み重ねがにじむ。金文で今年の干支(えと)の「午(うま)」をしたためた凛(りん)とした書や、左馬の駒文字を彫った新春を祝う作品など、趣向を凝らした表現も存在感を見せている。
一方、津山書道会が指導する錦江会の書道展には、幼児から一般まで203人が出品。幼児、小中学生は「うま」「みらい」「青雲大志」「新しい決意」などの課題に、伸び伸びとした筆運びで挑み、高校・一般会員は、漢字や仮名、臨書、創作といった多様な形式で、それぞれの感性を生かした作品を披露。世代ごとの息遣いが感じられる力作に、来場者は足を止めてじっくりと見入っていた。
宮阪暁鳳会長(76)=美作市楢原中=は「多種多様でバラエティーに富んだ津山書道会の作品と、錦江会の皆さんが真摯(し)に取り組んだ力作がそろった。皆さんの前向きな雰囲気を感じてもらえたらうれしい」と話した。
