津山木版画会による出前講座が1日、南小学校=岡山県津山市=で開かれ、3年生18人が年賀状の版画刷りを体験した。
同会が講座を持つ中央公民館の地域活動の一環で4年ぶりに実施し、曽田德司代表ら5人が図工室で要領を説明。
「絵の具は少量をつけ、よくのばすこと」などとアドバイスを受け、子どもたちは会員が来年の干支(えと)の辰(たつ)、ナンテン、モミジなどを彫った版に、はけで水彩絵の具を塗り広げた。角の見当に合わせて慎重にはがきをのせてばれんでこすり、色を変えて別の版を刷り重ねると、味のある賀状の絵が出来上がり。
石本唯花さんは「絵の具を塗るのが面白くて、はがす時はわくわくした。きれいに刷れたのでおばあちゃんに送りたい」と話した。