県内6大学のボランティアセンターが協力して開いた「防災・防犯フェスティバル2025~大学生とつくる未来のまちの安心~」が7日、美作大学(北園町)で開かれた。同大ボランティアセンター創設20周年を記念した企画で、家族連れが続々と訪れ、学生と子どもたちが楽しみながら、命を守るための知識にふれた。
アリーナでは、大学発ヒーロー「ミマダイン」と「ボラレンジャー」に加え、岡山理科大学のサイエンスショー、津山圏域消防組合の救命救急法実演が披露された。心肺蘇生の体験にはヒーローたちも加わり、子どもたちも笑顔で挑戦していた。
会場には、新聞紙スリッパ作り、防災科学実験、持ち出し袋作成、災害VR体験、非常食アレンジなど各大学の工夫が光るブースが並んだ。はしご車や白バイの体験、災害時給電に対応した車両展示も人気を集めた。
ボランティアセンター代表の木村莉緒さん(児童学科4年)は「20周年を迎えられたことへの感謝の気持ちを込めた。他大学との協力が形になったことがうれしい。地域に根ざした学びを未来につなげたい」と話した。
