美作学園が岡山県津山市京町のソシオ一番街で運営する「みまっぱぷらざ」で、美作大学の学生サークルによる取り組み「月一ランチ」が始まった。店を月に一度の”レストラン”にして、地元産食材を使ったオリジナルランチを提供。学生たちは「商店街の活性化につなげたい」と張り切っている。
調理師免許を持つ食物学科の学生でつくる「美作大学調理師会」が実施。会には津山東高校食物調理科の卒業生をはじめ、料理コンテストで受賞歴を持つ学生が所属しており、地域イベントなどに出店して「食の魅力」を発信している。
このほど開かれた第1回は「洋食」がテーマ。事前予約した38人が来店し、学生7人が調理や接客を行った。テーブルに並んだ料理は「オムライスと津山産そずり肉のハンバーグプレート」(1300円)。昨年の「ご当地タニタごはんコンテスト」全国大会グランプリなどの実績がある3年の牧原直太朗代表(20)が考案した。特にハンバーグは肉の割合にこだわり、何度も試作を重ねたという。
席に着いた人たちは、見た目も華やかな料理を味わい「おいしくて食べごたえがある」「クオリティーが高い」と笑顔で話し、コーヒー研究会サークルのコーヒーも楽しんだ。牧原さんは「学生のスキルアップにもつながる。今後も地元の食材を使った安心安全な料理を提供し、商店街の盛り上げに一役買いたい」と語った。
次回は5月20日を予定しており、テーマは「和食」。予約受付は大学ホームページに掲載する。